実にいいところでお預け。

🚞

1996年に始まったTom Cruise版「ミッション: インポッシブル」シリーズもいつの間にか25年以上経っていて、今週末に公開された「ミッション: インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」で7作目となりました。Tomもとうとう還暦を迎え、いささか歳をとったということは否めない現実ですが、今作でも未だにアクションシーンでスタントを使わず自分で演じているというのも凄いことですが、それはおいてもやっぱりTomのかっこよさは健在です。

もともと2021年、2022年にそれぞれPart One, Part Twoを公開する予定だったものがCOVID-19の影響で何度か延期となってようやくPart Oneが今週末となったのですが、現在行われている全米俳優組合のストライキの影響を受けてTomやSimon Peggが来日予定だったジャパンプレミアが中止になったり、Part Twoのスケジュールも後ろ倒しになったりと残念なことになっているようです。

それはさておき、作品の方は相変わらず派手なアクションの連続で息をつく間もなく、163分というシリーズ最長の上映時間ながらまったく退屈することがないどころか、短く感じてしまうくらいでした。予告などで見られるアクションシーンはごくごく一部でしかなく、常に緊迫感が続く2時間半です。今回の舞台は主に西ヨーロッパとなりますが、美しい街並みや自然の中で繰り広げられるアクションは本当に見応えがあります。

今回のヒロインはGrace役のHayley Atwellで、Captain Americaの想い人であるPeggy Carterを演じている人です。また、Parisという役でPom Klementieffが出演していますが、どこかで見たと思ったらこの人も同じくMCUMantisを演じている人でした。映画界でのMCUの存在はやはり大きくなっているのですね。

ということで非常に面白く、やっぱりTomの作品は間違いがないと再認識したのですが、Part Oneということでとてもいいところで終わってしまうのがなんとも歯がゆいというか、消化不良で欲求不満で早くPart Twoを観せて欲しくて落ち着きません。このままPart Twoは再来年、とか言われたら忘れてしまうし熱も冷めてしまうでしょう。最近いくつかのシリーズであったように撮影は同時に済ませて、短期間で連続公開するようにしてもらえたら良かったのですが、まあ仕方ありませんね。首を長くして待っていることにします。