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イチローMLB 3000安打達成

ついに!

アメリカ、メジャーリーグのマイアミ・マーリンズに所属するイチロー選手が、昨日ついにメジャーリーグでの3000本安打の偉業を達成しました。今スポーツといえば世間はリオデジャネイロ・オリンピックでしょうが、その影でイチローはとうとうやってのけました。2998安打に来てから11打席ヒット無しと足踏みが続いていましたが、3000本目は3塁打というイチローらしい、史上2人目の珍しい記録です。

実は私自身は特に野球が好きというわけでもなく、むしろ日本のプロ野球は嫌いな方なのですが、イチローに限っては別です。彼の磨きぬかれた技術は練習に裏付けられ、考え抜かれたものです。最近もYouTubeでイチローの好プレーに見入っていたところですが、打ってよし、走ってよし、守ってよし、と野手としてこれほどまでに三拍子揃った選手が他にいる、いや過去にもいたのでしょうか。

イチローの3000本安打は42歳で達成されたということで、これまでの他の29人に比べて遅いと言われています。イチローの場合はMLBに移籍する前に日本のプロで9年間プレーして1278本のヒットを放っているわけですが、どちらが上とか下とかではなくNPBとMLBでは同じ野球でもかなり違うので、これを合算するのはまた意味が違うと私は思います。しかし時間はかかってしまいましたが、今回あくまでMLBで3000本という記録を達成したことで、イチローの凄さが紛れもないものになったというのは大きな意味があるのではないでしょうか。

それにしても、デトロイトにいる間にタイガーズの試合は5回ほど観戦に行っていて、日本人選手の姿も何度か見ているのですが、イチローの出る試合を見ることができなかったのは残念です。オリックス時代には観たはずなのですが、残念ながらその時には凄さを知らなかったのでよく覚えていません…

なにはともあれ、おめでとう!

Detroit Tigers

日本の野球とはいろいろ違うような。

今日はキリスト教の復活祭、イースターだったのですが、アメリカではその前の金曜日はGood Fridayという休日になっており、3連休となっていました。アメリカの祝日は日本よりもだいぶ少なく、私が渡米して以来初めての祝日だったのですが、その連休なか日は子供の通う補習校の入学式・始業式となってしまっていて、連休を使って小旅行というわけには行かなかったのが残念です。

しかしせっかく気候のいいこの時期なので、どこかへ行って楽しまなければもったいない、という事で考えたのが本場メジャーリーグの野球観戦です。ちょうどこの木曜日に開幕を迎えてその最初の三連戦がこの週末にかけて行われ、しかも地元デトロイト・タイガースはオープン戦で20勝8敗という好成績を残しているという話を聞いたところだったので、これはいい機会ということでウェブでチケットを取って観に行ってきました。

タイガースの本拠地球場であるComerica Parkはデトロイトのダウンタウン中心部にあり、周辺は治安の悪い地域なのですが、球場周辺だけは、試合のある日は特に安全とされています。球場のあちらこちらにはタイガースのマスコットであるトラの彫像があしらわれていて、特に正面入口の左右上方にはこちらに睨みを効かせる四頭がおり、そして入口手前にいる巨大な一頭は格好の記念撮影スポットになっているようです。

自宅で印刷してきたチケットを見せて球場内に入ると、場内に並ぶホットドッグ売りなどの姿にアメリカらしさを感じます。日本の球場だとスタンドの裏側は薄暗く湿った雰囲気になってしまっているところが多いような気がしますが、ここは風通しが良く活気に満ちていたような気がします。席についてみると、フィールドまでの距離は近いのに、グラウンドにいる選手が大きいせいなのかフィールドがとても狭く感じられたのが不思議です。またフェンスなどがないのと、応援団などもいないので選手との距離感も日本のプロ野球よりもないように感じられました。

試合の前にホットドッグやフライドチキン、フレンチフライやプレッツェルで腹を満たし、午後1時からいよいよ試合開始です。試合の前や試合中にも様々なセレモニーやスポンサーからのプレゼントなどがあり、ファンを楽しませるための仕掛けはさすがでした。野球の場合はイニングごとに合間があるのでこういった要素とは相性がいいのでしょうね。まさに家族でピクニックに行くような雰囲気で楽しめるのではないかと思いました。

ボストン・レッドソックスが相手の試合の方は1回裏から4点を取り、前日10-0で勝利した勢いで行ってしまうのかと思われましたが、そうは問屋が卸さず3回に5点を取られて逆転、4回に追いついても6回9回に引き離されてそのまま終わってしまうのかと思いきや、9回裏に3ランホームランで同点に追いつき延長戦に突入、という盛り上がりでした。しかしこの時既に試合開始から4時間近くが経過しており、子供達にはちょっと辛くなってしまいました。11回表に「ここで点を取られたら負けだと思って帰ろう」と決めて席を立ち、歩いているうちに追加点を食らってもうダメだろうと諦めたのですが…なんと駐車場にたどり着いたところでスタンドからまさに地響きのような大歓声が轟いてくるではないですか。車の中で慌てて確認すると、サヨナラホームランで逆転勝利という劇的な結末に終わったのでした。

全く惜しいところを見逃してしまったもので、非常に悔しい思いをしているのですが、結果だけみると13-12という大味な試合も抜きつ抜かれつのデッドヒート、一方的に終わった前日の試合よりもはるかに楽しめたのではないでしょうか。見逃したとはいえ、結果的に勝利に終わったので、勝ったつもりで帰ったら負けていた、と言うよりはまだ良かったでしょうね。

ということで気温華氏60度前後という気持ちのいい青空のもと、実にアメリカらしい休日を満喫することができました。ちなみに摂氏では15℃前後になりますが、日差しのお陰で寒さは感じません。おかげで顔は日焼けで真っ赤、サングラスの跡がくっきり残ってしまい、明日の出社がちょっと怖かったりもしますが…

甲子園で再び勝利

暑さも何とかしのげるもので

毎年お盆の頃に甲子園球場で開催される全国高等学校野球選手権大会と言えば、日本の夏の風物詩の一つとも言える誰もが知っている大会で、たとえ自分の出身校が出ているわけでなくても自分にゆかりのある県の代表校をテレビの前で応援しているという人も少なくないのではないでしょうか。まあ若い人はそれほどではないかもしれませんが、喫茶店やカレー店でバイトをしていたときはお客さんがテレビに夢中になってる姿は良く見ましたし、私にとっては亡くなった祖父が毎年スコアを付けながら熱心にテレビで観戦していたというのがよく印象に残っています。私自身にとってはどうかというと、どうも同じ県にあるという以外自分に全く関係のない学校を応援するということができず、オリンピックでさえ醒めた目で見ている私に楽しめるはずがありません。

しかし今年は違います。…というのは3年前のセンバツの時にも同じ振りをしましたが、私の母校が県大会を勝ち抜き、代表校として出場しているからです。同じ学校にあったからというだけで自分には関係のない野球部…とも言えるわけですが、まあそれはそれ、自分の出身校を応援するというつもりで、会社を休んで家族で甲子園に応援に行ってきました。

どうしても選出の手続きが不透明に見えて仕方のないセンバツと違い、トーナメント形式の県大会を勝ち抜いての出場ということで春と夏とではこちらの気構えもちょっと違ってきます。ただ、今年は90回記念大会ということで出場校がちょっと多くなっていて、県大会が2つに分かれて代表校も2校となっていたので、出やすくなっていたというのは確かなようです。

この猛暑の炎天下、2時間ほどの試合の間応援し続けることができるのかが心配でしたが、熱射病対策ということもあって十分な飲み物を球場脇にあるダイエーで仕入れて、外野自由席に陣取りました。この外野席はセンバツの時と同様、無料で入ることができるというのが嬉しいのですが、今回はできるだけ学生のいる応援席に近いところに座るようにしたので、一緒になって応援している気分になることができました。

試合の方は見事に勝利を飾ることができ、非常に満足です。私は自分の母校というものに対しても若い頃は覚めた態度で接していたはずなのですが、ちょっと歳を取るにつれ自分のアイデンティティを形成するものとして捉えるようになったのか、ちょっと変わってきたのを自覚しています。まあ理屈ではなく、応援する気持ちがあるならそれでいいですよね。

今回はセンバツの寒さとは逆に暑いスタンドで汗をたくさん流しながらの応援となったのですが、観戦を楽しみにしていたはずの次男はまたしても3回くらいでまだ終わらないのかと飽きてしまっていたものの、逆に家族がみな行くなら仕方がないと言って渋々ついてきた長男の方が「思ったより良かった」と楽しんでくれたのも嬉しかったです。ただそれも勝ってくれたからこそで、もしも負けていたらどうなっていたかと考えるのも嫌ですが、一応私は今のところ甲子園で負けは経験していませんからね。となると第2戦もできれば応援に行きたいところですが…