運転免許証今年もいよいよ今日から3月に入り、今月誕生日を迎える私には数年に一度の運転免許の更新という面倒な手続きが必要です。以前は誕生日までの1ヶ月間に手続きをしなければならなかったのですが、法律が改正されて誕生日前後の1ヶ月間になったのでだいぶ余裕ができました。しかし、前回私は更新の通知ハガキが送られてきたのをすっかり忘れたまま3ヶ月過ごして失効させてしまい、6月になって慌てて更新手続きに行って面倒な目に遭ってしまったので、今回もそんなことを繰り返してしまわないように誕生日前にきっちりと今日済ませてきました。

実際にはここ何年も無事故無違反を続けているので本来であればいわゆる「ゴールド免許」をとっくにもらっていてもいいはずなのですが、前回それをフイにして失効させてしまったおかげで今回もお預けをくらいブルーの免許証になってしまいました。ただし、次回の更新は5年後になったので実質的な違いはあまりなく、せいぜい自動車保険の支払いが少々安くなる程度でしょうか。

私の住む辺りでは地元の警察署でも更新手続きができるのですが、私はあえて明石の更新センターに行くことにしています。というのは、警察署での手続きの場合は新免許証の交付が後日になってしまい、警察署に2度足を運ばなければならないということもあるのですが、実はそれよりも窓口業務の一部を代行している交通安全協会に非常に問題があるからです。一体何様かというような横柄な態度で対応した挙げ句、協会に加入しないと告げると書類の処理を後回しにするというあからさまな嫌がらせをし、そのオバチャンらの背後では椅子にふんぞり返って雑誌を読むオッチャンがいるというとんでもない状態です。そんな連中を養うために協会費を払おうなどという気にはとてもなれません。その点更新センターの場合には捌く人数が段違いに多いためかテキパキと仕事を進めてくれますし、「できれば協会にご協力を」と一言は言うものの入会窓口は別になっているので無用なプレッシャーを感じることもありません。そんな状況でもわざわざ入会する人がチラホラとでもいるというのが意外だったりもしますが。

免許証は今回からICカードになるということで4桁の暗証番号を2組登録する必要があり、そのICカード自体の意味もよくわかりませんが、それを登録する仕組みがまた無駄に金がかかっているように感じました。一旦事前に登録用の機械で入力した暗証番号をバーコード付きでカードに印刷し、それを後で別の機械にスキャンさせるという回りくどい仕組みです。そんなものは最初から申請書類に書いてしまうとか、直接機械にキー入力するようにすればいいのではないのでしょうか。まあ何か理由があってやっていることなのでしょうが、民間企業では許されない無駄のように思います。

失効させてしまったおかげで今回も優良者講習を逃してしまい、ビデオと講話で1時間潰さなければならず、今になって失効のペナルティを実感することになりました。講習のビデオ機器はBRAVIAの40Vくらいのフラットパネルになっていて見やすくて良かったのですが、メディアはビデオテープだったので映像は4:3をワイドに引き延ばした状態だったのが残念です。まあたかが講習なのでどうでもいいのですが、ビデオには福留アナが出ていて、昔見た暗いばかりの映画よりも見る気になれました。その後の講話は爺さんが聞き取りにくい声で自分のペースで喋り続けるのにただ耐えるのみ、という感じになってしまい全く無意味ですね。これが2時間講習とかだとどうなってしまうのか想像もできません。

ということで講習は長かったもののそれ以外は平日だったおかげで待ち時間も短くすんなり済んで、講習が終わるとすぐに新しい免許証を受け取ることができ、全体で1時間半ほどで終わったので明石まで足を運んだ甲斐がありました。地元の安全協会も何とかならないものかと思うのですが、田舎なのでどうしようもないのでしょうか。そもそも免許証の更新自体ない国もあり、本当に必要なものなのかさえ疑問ですが、日本にはこれで稼いでいる連中がいるのでなくなることはないのでしょうね…