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犬猫よけのペットボトル

なぜ廃れないのか。
💩

私の勤務先は4月の半ば頃、COVID-19の緊急事態宣言が出る前から基本的に在宅勤務とせよという命令が出て、それ以来ずっといわゆるリモートワークをしてきて、昨日かなり久しぶりに出社してきたところです。また今月いっぱいは在宅の予定なので、これだけ続くともうこのままでもいいかなという気になってきますが、家族はいいかげん早く会社に行ってくれと思っているようです。

在宅勤務が続いて運動不足で太ってしまったという人はよく聞きますが、私は業務のあとに雨の日以外は欠かさず散歩というかウォーキングに出掛けていて、毎日10000歩以上は歩くようにしています。おかげで自宅にいるとついつい色々つまんでしまうわりには、体重が減るということはないまでも大きく増えてしまうようなことはなく済んでいます。

ところで、今日の散歩の途中でもちょうど置こうとしているところを見かけたのですが、家の周りに水を入れたペットボトルを並べている人がいますよね。数十年前に初めて見たときには何のためのものだか分からず気持ち悪かったのですが、未だに並べられているということはご存知ないのでしょうね。

ニュージーランドのガーデニング師であったEion Scarrowが1989年にエイプリルフールのイタズラとして「水の入ったボトルを置いておくと芝生に犬が糞をしなくなる」とラジオで言ったのが世界中に広まり、後付で「光の反射が」とか「水を汚したくないから」とかいうような理由がこじつけられ、そして日本では犬の他に猫も加えられて未だに信じている人がいるということのようです。言った本人もまさかこんな大事になるとは思わなかったでしょうが、まだインターネットが普及する前なのに、というよりインターネットがなかったからこそなのでしょうか。

しかし私が理解できないのは、仮に本当に効果があるものだったとしても、あんな物をずらっと並べてた状態がみっともないとは思わないのかということです。あまりに頻繁な糞尿に悩まされていた人であれば分からないでもありませんが、そういう状況だったとすれば効果の有無もすぐに分かるはずです。そうでないなら、たまに汚された時に掃除すればすぐに片付くのですから、薄汚れたボトルが常に並んでいるよりよほどいいのではないかと思いますが、そのたまの掃除よりも置いてしまったほうが楽、ということなのでしょうか。

ということで、かなりどうでもいいことでした。

Thor

Thor「高度に発達した科学は魔法と区別がつかない」出ました。

有史以前から文明が生まれたところには必ず神話が生まれるもので、その種類は限りないのではないかと思いますが、その中でも有名なのはギリシャ神話ローマ神話でしょうか。この2つは歴史的に連続しているのでよく似ていますが、これらとは独立したものの一つに北欧神話というのがあり、これは北欧のゲルマン民族の間で伝わっていたものです。

ギリシャ神話といえば最近「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」という映画の題材となりましたが、今度は北欧神話の「トール」という神を主人公として映画「マイティ・ソー」が製作されました。といっても、この神というのは他の星に住む宇宙人のようなもので、地球人にはない力を持つため神と崇められていた、というような設定のMarvel同名のコミックを原作とするものです。

原作とは少々設定が異なるようなのですが、映画では主人公のThorは父であるオーディン王の怒りを買い、力を奪われて地球に追放されます。ワームホールを研究しているヒロインのJaneは地球に落ちてきたThorに出くわすことになりますが、彼女の研究するワームホールこそThorらが星々の間の行き来に使用している「虹の橋」だったというわけです。
Thor and Jane
Thorを演じるのはChris Hemsworthという俳優で、この作品が初の大役のようですが、Thorのイメージを全く違和感なく演じており、これがこの人の当たり役ということになるのではないでしょうか。一方ヒロインJaneを演じるのはアカデミー女優となったNatalie Portmanです。そもそも私はNatalieが演じているからこそこの作品を観てみようという気になったので、彼女の姿を見ることができただけで満足なのですが、存在感はあるのに自然な演技でやはり素晴らしいです。

やはりコミックが原作となると映像はSFX満載の派手なものになりますが、地球上以外のシーンの多くはグリーンバックで撮られているのではないでしょうか。特にThorらの敵である巨人の国Jötunheimrのシーンは登場人物も含め合成ばかりでかなりの費用がかかっているのではないかと思われます。しかし、この作品は3Dで上映されているのですが、その立体効果は余りはっきりしませんでした。意識して見ると奥行きを持たせられているシーンもあるにはあるのですが、明るさが下がってしまうことと3Dメガネの傷や汚れの影響で映像がぼやけることを考えると、やはり安易な3D化はやめてもらいたいものです。劇場によっては2Dで上映されているところもあるのでしょうが、場合によってはそういうところを選んだ方がいいのかもしれません。

ということで、思っていたよりも楽しむことができましたが、典型的なアメコミ原作の実写化作品とも言えるかもしれません。観終わった後の感覚がどれも似たような感じなのですよね…まあモヤモヤしたものが残らなくていいとも言えるのですが。

Percy Jackson & the Olympians: The Lightning Thief

Percy Jackson面白ければいいじゃない。

ギリシア神話の神々と人間とのハーフの少年少女が活躍するファンタジー小説「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」については以前書きましたが、やはり日本でもそれなりに人気があるらしく図書館で予約しても順番が回ってくるまでしばらく時間がかかり、年末になってようやく最終巻の第5巻「最後の神」を借り出すことができました。この巻も500ページを越えるボリュームのある作品ですが、リズム良く読み進めることができるので私も長男もそれぞれ2日で読破してしまい、大変楽しむことが出来ました。

シリーズ物は最後まで読み終わってしまうともっと続きを読みたいと思ってしまうものですが、それではということで今度は映画化された作品「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の方を観てみることにしました。

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 [DVD]
監督:クリス・コロンバス
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2011/01/07)
ISBN/ASIN:B0047CPIMM

やはり原作からは若干ストーリー進行が変更されているところがありますが、基本的な設定については原作に忠実で、人物が登場すると長男と「これがグローバーかな」「あっ、くさくさゲイブだ」などと言いながら観ていました。原作から変更されているところも約2時間という上映時間の制約や映像としての見栄えなどの点を考えれば十分納得出来る範囲ではないかと思います。

ただ、原作を読んだ時のイメージからすると若干キャストに違和感がありました。グローバーはもっとひ弱なイメージでしたし、アナベスはもうちょっと子どもっぽい感じだと思っていましたが、まあそれは私が勝手にそう捉えていただけの話なので他の人にとってはどうだか分かりませんね。主人公のパーシー役のLogan Lermanについては原作を読むより前にポスターなどで目にしていたので気になりませんでしたが、よく考えると原作のパーシーは12歳の設定で、映画版では17歳の設定になっているのですね。この5歳の差は大きいですから、アナベスの違和感はこのせいでしょう。
Medusa
この作品を見ているとなんとなく「ハリー・ポッター」シリーズによく似ているような気がしたのですが、それもそのはず、本作の監督は「ハリー・ポッター」シリーズ最初の2作品の監督、3作目のプロデューサーとして関わっていたChris Columbusなのでした。だからといってそれが悪いということは全く無くて、むしろ私は「ハリー・ポッター」でも初期の作品のほうが落ち着いていて好きなので問題ありません。ただ、やはり神々の威圧感のようなものを映像として表現するのは難しかったでしょうね。このシリーズでは一番重要なポイントになるかと思いますが、今ひとつ表現しきれていないような気がしました。

一方、Uma Thurman演じるメデューサについてはかなり生々しく気持ちの悪い出来になっていて、現代の映像技術の素晴らしい進歩を実感します。一昔前まではこれほどリアルなメデューサを描くことは難しかったでしょうし、今でも相当金が掛かっているのではないでしょうか。

全体的には、原作を読んでいたことですんなり物語に入り込むことができて良かったのですが、未読の場合はどうでしょうか。ギリシア神話には疎いというのがほとんどの日本人でしょうから、もうちょっと説明が必要なのではないかなという気がしないでもありません。まあ特にギリシア神話を理解しなくても冒険活劇としては楽しめるとは思うので問題はないといえばないのですけどね。