101st Running Indy 500本当におめでとう!!

日本のF1人気もすっかり下火になってしまい、世界的にもモータースポーツの人気は下降気味ということですが、若者のクルマ離れもさることながらプリウスが最も売れてミニバンやトールワゴンばかりが人気という状況では走りを楽しむという人も少ないでしょうから無理もありません。

しかしこれは快挙です。

先週の日曜日に決勝レースが行われたIndy 500佐藤琢磨選手が優勝しました。日本ではほとんど注目されないIndy 500ですが、第101回となる歴史あるレースであり、F1モナコGPル・マン24時間耐久レースとならんで世界三大レースの一つとされる伝統あるものです。そこでの日本人初、アジア人初の優勝というのは手放しで称えるべきものです。佐藤琢磨にとっては2013年のThe Toyota Grand Prix of Long Beachに続くIndycarシリーズ二度目の優勝となりますが、シリーズ最高の大舞台でとなる今回は本人にとっても格別の喜びではないでしょうか。

2010年からIndycarに参戦している琢磨は年齢的にも今年で40歳となり、ベテランの部類に入ってきているかと思いますが、どうしても戦績は安定しませんでした。度々いいところまで上がってきてもリタイアしてしまったり、特に2012年のIndy 500では2位でファイナルラップに入り、トップに並びかけたもののバランスを失ってスピンしてしまい、17位で終わるという大変惜しい結果となったりしていました。しかしついに結果を出したというわけです。

今回は予選から好調だったので私もちょっと期待していたのですが、こんなことが起こるならリアルタイムに観戦すべきでした。Indy 500は私も2013年2015年に観戦しているのですが、もしも生でこんな結果を見ていたらどれだけ興奮・感激したことか、それを想像するだけでも鳥肌が立ちそうです。現地で観戦していた日本人も少なからずいるでしょうが、そんな人達が羨ましくてなりません。

このニュースを目にしてから、ふと思い出してBAR Honda時代のキャップを引っ張り出してかぶってみたのですが、コットン製のため洗濯して縮んでしまったのか頭の上に乗せているだけのようになってしまい、とても外を歩けるような感じではなくなってしまいました。さすがに12年も前のものですし無理もありませんね。

それはともかく、琢磨もこれで胸を張ってIndy転向は成功だったと言えるのではないでしょうか。ついでに日本でのIndyの認知度も上がるとちょっとだけ嬉しいのですが…