日頃会社にも持参しているiBookにメール環境などを移行してしまったので、めっきりデスクトップPCの出番が減ってしまっていたのですが、せっかく20.1inchもの大画面を手に入れたので、家にいる間はこちらで済ませたい、と思うようになりました。
というわけで、2台のPCのファイルをディレクトリ後と同期してくれるような便利なツールはないものかと思っていたら、Unisonというまさにぴったりのツールがあることがわかりました。特徴として「双方向の同期ができる 」ということと「ssh経由で通信できる」という2点が気に入り、早速インストールしてみました。
同期させるためには2台のPCの両方にインストールする必要があるのですが、デスクトップの方のFreeBSDにはportsという便利なものがあるので、あっという間にコマンド一発でインストールできてしまいました。iBookの方も特に難しいことはないのですが、Unison自体がO’Caml(Objective Caml)というマニアックな言語で書かれているので、コンパイルするためにはまずこのocamlをインストールする必要があります。
インストールが終わってiBookのsshdを起動するのに若干手間取ってしまいましたが(実際には簡単)、同期させるのはコマンド一発でこれまた簡単ラクチンです。これでデスクトップ機の大画面でメールの読み書きができるようになります。
ただ、MacOSの場合にはリソースフォークという厄介なものがあって、これはまだ同期できないようなのですが、私が使うメールソフト(Wanderlust)は単なるテキストファイルしか扱いませんので、全く問題ありません。Unix文化万歳といったところです。