Frozen - Elsa評判通り、泣けます。

日本ではつい先週末に公開されたところなのであちらこちらで話題になっているのではないかと思いますが、ディズニーアニメの最新作、「アナと雪の女王」(原題:Frozen)はアメリカでは昨年11月に公開されてから未だに上映が続いているロングラン作品です。アカデミー長編アニメ映画賞も受賞したとのことですし、子供達にも大変な人気があり、次男の友達の多くも観に行って非常に良かったとのことなので、私も今日次男と二人で観に行ってきました。

まず本編の前に「ミッキーのミニー救出大作戦」という6分の短編映画が上映されるのですが、まあこれは古き良き時代のアニメーションといった感じで、本編をリラックスして観るためのストレッチのようなものでしょうか。ミッキーの声にWalt Disneyの肉声が使われているというのがひとつの目玉となっているようです。

それが終わるとようやく本編が始まります。本作はディズニー・アニメの王道であるプリンセスものですが、主人公はアレンデルという国の二人の王女エルサとアナで、二人のプリンセスが主役となるのはディズニー史上初とのことです。このエルサの方は雪と氷を操る魔法を持っているのですが、ある時事故でアナを危険な目に遭わせて以来魔法を隠し、魔法に関わる記憶をアナから消して接触を断つようになります。その後二人が成長したところで両親が亡くなり、エルサが戴冠するところからが物語の本筋となります。
Frozen - Anna
本作は3D CGによる製作となっていますが、序盤で感心したのは氷の透明感の表現です。旧来のセル画によるアニメーションではなしえなかった透き通った氷の表現は3D CGならではの見事なものです。3Dでの上映はすでに終わってしまっているので2D上映で観ましたが、3D上映だとさらに高い立体感が加わって良いのでしょうか。2Dでもまったく不満は感じられませんでしたが、3Dだと感動はさらに高まるのかもしれません。

しかし「感動」といえば、この作品は「泣ける」と観た人から聞いていたのですが、私は始まってものの10分ほどのところで目頭が熱くなるのを感じてしまいました。またさらにクライマックスではこれまでの映画ではないほどの感情の高まりがあり、涙が溢れる寸前だったと思います。歳を取ると涙腺が弱くなるとはいいますが、この作品がここまで感動させるのは一体何なのかと思うくらいです。

またこの作品はところどころミュージカル仕立てとなっていて歌による台詞回しがありますが、サントラアルバムもたいへん売れているようで長期間ランキング上位に位置していました。これを聞くことで映画の場面も瞼の裏に蘇ってくることでしょう。私も近いうちに手に入れるのではないかと思いますが、それを聞いてまた涙が…ということはさすがにないでしょうか。