MINI楽しい!

我が家の新しい車、MINI 5 door Cooper Sは無事に三連休初日の土曜日に納車されました。当日は妻と2人で受け取りに行き、細かい説明を一通り1時間ほど受けて、最後にキーと車検証を受け取ってガレージから出発しました。それまで私がこだわった黒いホイールがピンとこなかったらしい妻も、実物を見て納得してくれたようで良かったです。その後はそのままドライブ…といきたいところでしたが、残念ながら帰国直後ということもあって色々やることがあって、その日は夜になってから1人で1時間少々走ってきただけで終わりました。そして翌日は神戸方面に買い物に行って秋祭りの渋滞にはまり、そして連休の最終日にようやく、また1人でしたが鳥取県を横断する500kmあまりのドライブに行くことができました。

納車から3日でいわゆる慣らし運転が終わるところまではいかなかったものの750kmほど走り、市内、渋滞、山間部、高速道路と様々なパターンを試すことができましたが、全般的に大満足です。

2リッター直噴ターボのパワフルなエンジンは普通に走っている分には余計な飛び出し感などなく実に穏やかに運転できますが、一度アクセルを踏み込むとスムーズに加速してあっという間に出してはいけないスピードに達してしまいます。そのようなスピードでも非常に安定感があって、日本の高速道路を運転していて緊張感を強いられるようなことは、雪や路面の凍結がない限りまず無いでしょう。

ボディは非常に剛性感があって、価格相応のドッシリ感があるのではないかと思います。外観やそもそもMINIが作っているイメージから小さな車だと思っている人も多いでしょうが、実際には全長はほぼ4mという短さなものの全幅は3ナンバーサイズとなっており、決して小さくはありません。したがって、国産リッターカーのような軽快さはありません。しかし、せっかくの新車なので私も無理はしませんでしたが、サスペンションはしなやかに動き山間部でも路面に吸い付くようでした。

結局、この車はBMWが作るプレミアムコンパクトカーであるということなのでしょう。旧MINIをデザインモチーフとはしていますが、あくまでドイツ車の走りです。しかし、だから運転していてもつまらないのかというと全くそんなことはなく、耳障りな高音成分はカットされて制御されて車室内に伝わるエンジン音や適度なロードノイズの演出と、上記のトルクフルかつ安定した走りとで非常に楽しく運転することができました。

なお、この三連休の様々な状況を含んでの燃費は、およそ15km/lほどでした。田舎をのんびり走るような区間が多かったとはいえ、2リッターターボエンジンということを考えればまずまず期待通りではないでしょうか。

実は私も初代BMW MINIが登場した時には演出過多な感じがして正直なところあまり好きになれなかったのですが、実際に接してみると外観や内装以外の部分は至って真面目にしっかりと作りこまれていることがわかり、今では大変気に入っていて、この車とは長い付き合いになるのではないかと思っています。