Yesterday

損害賠償がちょっと心配です。
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突然地球規模の停電が起こり、売れないミュージシャンのJack Malikが交通事故に遭って目を覚ますとそこはThe Beatlesのいなかった世界だった、というドラえもんひみつ道具もしもボックス」で「もしもビートルズがいなかったら」と言ったときのような話が、先日観た映画「イエスタデイ」のストーリーです。JackはThe Beatlesの楽曲を思い出して再現しては自分が作ったかのように売り出していき、世界的なスターへの道を歩み始めるのですが、そんな彼にも良心の呵責があって…というような感じです。

本作にはEd Sheeranが本人役で出演したりもしているのですが、主人公Jackを演じているのは先日観た「TENET テネット」にフィクサーとして登場し飛行機を操縦するMahirを演じていたHimesh Patelです。ただ、TENETでは物静かな落ち着いた役だったので本作のJackとはだいぶイメージが違っているのではないでしょうか。なお、本作がAmazon Prime Videoで無料で観られるようになっているのはTENETのプロモーションのためなのでしょうか。

必然的に劇中歌として何曲もThe Beatlesの楽曲が使われているのですが、Jackが覚えていてコピーできるような曲ということで、誰でも聴いたことがあるような名曲の数々が使われることになっています。実はThe Beatlesの曲についてはあまり良く知らない私でもほとんどの曲を知っていたので、ちょっとでも洋楽に関心のある人であればだいたい聴いたことがあるものばかりなのではないでしょうか。しかし、サントラ盤もありますが、やはり聴くならオリジナルの方を聴くべきでしょう。

もちろん本作は完全なファンタジーですが、The Beatlesへの敬意と愛はちゃんと感じられる物語になっていて、結末はちょっとほろ苦いような感じでジーンと来るような話になっています。The Beatlesが好きな人はもちろん、そうでない人は入門編としても楽しめる作品になっているのではないでしょうか。

大塚国際美術館

お腹いっぱいになります。
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自由に旅行できるということがいかに幸せなことだったかと思い知らされる今日このごろですが、先日職場の友人らと一応兵庫県内ということで淡路島へ日帰りドライブ旅行に行ってきました。関東に住んでいるときにはまったく意識したこともなくよく知りませんでしたが、瀬戸内海で大阪湾に向かい合って浮かぶ大きな島です。

しかし、淡路島には小洒落たカフェや雑貨店ができていてそういった店が好きな人にはいいのですが、あまり観光地らしい見どころというものが多くありません。そこで今回は兵庫県からちょっと出てしまうものの、大鳴門橋を渡ってすぐのところにある大塚国際美術館に行ってみようということになりました。

昨年の紅白歌合戦で地元徳島出身の米津玄師が歌った場所ということでも記憶に新しいところですが、大塚製薬グループの創立75周年事業として1998年に開館したとのことで、既に20年以上前にできたということになります。それにしては非常にきれいに保たれていて、つい最近できたかのようでした。

この美術館が独特なのは、展示されているのが大塚製薬グループの大塚オーミ陶業が開発した技術により作成された、名画の原寸大複製であるということです。世界中にある、誰でも知っているような名画が数多く集められていて、しかもそのクオリティは非常に高いので、大変見応えのあるものになっています。それらの名画の実物を一箇所で見ることはとても実現し得ないと思われますし、非常に耐久性の高い複製なのでごく間近でつぶさに見ることができ、教育的な価値も高いのではないでしょうか。また、三脚やフラッシュは禁止されていますが、写真撮影は自由となっています。

さらに私が感心してしまったのは「環境展示」と称された、フレスコ画や壁画をその部屋ごと再現してしまったもので、そのために建物自体が非常に複雑な作りになっていることです。米津玄師が歌っていたのもシスティーナ礼拝堂を再現した部屋でした。またさらに、この美術館自体が瀬戸内海国立公園内にあるため、環境を壊さないよう建物全体が山に埋まった形になっているという、非常に凝ったものになっています。このため、山の麓にある入口から長いエスカレーターで上がったところが地下3階ということになっていて、1階で山の上に出ることになります。

ということで非常のお金のかかった施設になっているのですが、それでも本物の名画を何点も買い集めていたらもっと金が掛かってしまうものなのでしょうか。しかし、本物ではないといってもこれはこれで文化を保存するという意味でも非常に価値のある事業ではないかと思います。あまり大きなものを1枚で作ることはできないようなので、大判の絵画は複数に分けて作ったものをつなぎ合わせて実現していますが、ある程度までの大きさのものは現存する実物よりも製作当時の色を鮮やかに再現していて、さらに2000年ほども維持することができるとのことなので、ある意味実物よりも本物に近いということになるかもしれません。まあ2000年となるとそれを置いておく場所のほうが問題かもしれませんが。

ASUS RT-AX56U

何かが劇的に変わるわけではありませんが。
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いわゆるテレワークが急激に普及したことで品薄になったものがいろいろありましたが、どうやらWi-Fiルーターもその一つだったようです。私の自宅にはすでに、記事にしなかったようなのでいつ購入したのかもよく覚えていないAirPort (AirMac) Extremeのおそらく第5世代があって、それなりに使えていたので慌てて購入する必要はありませんでしたが、自宅のWi-Fi環境が十分でなかったような人が快適に仕事するためにと買い求めたため、一時的に在庫が減っていたようです。

AirPortというのはかつてAppleが販売していたWi-Fiルーターですが、MacやiPhoneから専用アプリで楽に設定できる、というのが私にとっては最大にしてほぼ唯一の長所でした。しかし、このルーターは2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応しているのに、どういうわけかiPhoneからはうまく5GHz帯で接続することができない状態になっていて、Windows PCでは問題なく接続できるのに不可解でした。これがどういう問題なのかというと、Bluetoothと周波数帯が重なっているため、Bluetoothイヤホンを使用しているときにWi-Fiの接続が非常に不安定になり、特にYouTubeはすぐに切断されてしまうのです。

これはせっかくAnkerのBluetoothイヤホンを購入した次男にとっては残念な話で、仕方なく有線のイヤホンを使っているかわいそうな状態だったので、私としてもなんとかしてあげたいと思っていました。また、私自身もBluetoothレシーバーを使っているときに調べものができなくて困ったので、やっぱりなんとかしようと新しいWi-Fiルーターに更新することにしました。

最近はゲーミングルーターなんていうものものあるのですが、たしかに応答性が重要なネットワークゲームでは帯域が不十分なせいで遅延するような状態では満足にゲームを楽しむことができません。とはいえ、私はネットワークゲームなどはしませんし、そもそも古いマンション住まいで建物までは光ファイバーが来ているものの、階下の分電盤からの接続はVDSLなのでそこがボトルネックになっているので大した性能は必要ありません。

ということで私が選んだのはASUSRT-AX56Uという、同社のWi-Fi 6対応製品群の中では最も基本的な機種になります。

設定はiPhoneやAndroidのアプリでも行うことができ、ルーターのSSIDに接続してアプリを起動すると、基本的な設定を簡単に行うことができます。また、アプリでは機器の接続状態やネットワークの負荷状況などもモニターすることができます。

基本モデルとはいっても仕様としては1201+574Mbpsを謳っており、VDSLの制約で実測80Mbps程度までしか出ないので、十分すぎる性能です。実際、性能面ではまったく不満はありません。また、期待していた5GHz帯での接続もまったく問題なく、非常にスムーズに接続できました。

ということで、重要な目的は達成してくれましたし、設定も簡単だったのでとりあえずは満足です。ただ、性能を活かしきれていないのがもったいないように感じてしまうのですが、それは贅沢なのでしょうか。一戸建てだったり最新のマンションだったりすればもっと高速なインターネット接続が利用できるのに、と思うとなんだか悔しいのですが、それでも海外の状況に比べれば十分かもしれません。ただ、4K動画のストリーミングには足りないだろうな、と思ってしまうんですよね…4Kモニタなんて持っていないのに。