Moo日本でもできないことではないはずですが。

ビジネスマンならほとんどの人、社外との取引などがある人はほぼ間違いなく持っているのが名刺です。商談に入る前にまず名刺交換、というのは日本ならではの習慣だったようですが、少なくとも私の職場にやって来る外国人は承知していて、簡単に自己紹介しながら名刺を交換しています。一人ひとりいちいち自己紹介するというのは効率が悪いような気がしますが、そういう形式を取ることでスムーズに商談に入れるならそれはそれでいいのかもしれません。

私も勤務先から名刺を支給されて使用していますが、以前は表面が日本語、裏面が英語になっている両面印刷のものを使用していたものの、片面印刷の方が割安だということで今は日本語版と英語版をそれぞれ別に支給されるようになりました。まあ確かに相手が必要なのは片面だけで、外国人には裏側を上にして渡しているだけなので片面印刷でも全く問題ありません。ただ持つ方としては日本人でも外国人でもいいように両方用意しておかなければいけないのでやや嵩張るのが気にならないでもありませんが、大したことではありませんね。

ところで、私用の際にも連絡先を教えるために名刺があると便利な場面がありますが、職務と全く関係の無いところで会社の名刺を使用するというのはちょっと問題がありますし、いちいち勤務先を知られたくないので少々抵抗があるものです。社交的な方はそういう時のために私用の名刺も作って使われているのでしょうが、私は全くそういう質ではないのでこれまではそこまでしていませんでした。しかし、近々使いたくなりそうなことがあるので、この機会に作ってみることにしました。

といっても普通の名刺を作っても面白くありませんし、それなら作ろうとは思わなかったのですが、今回私が利用したのは以前MiniCardを作ってみたMooです。MiniCardがあるならそれでもいいのではないかと思われるかもしれませんが、レンタルサーバー会社とのトラブルからドメイン名を変更することを余儀なくされた結果、メールアドレス等も変わってしまったので以前のカードは使い物にならなくなってしまったのです。結局ほとんど手元に残ったまま、もったいないことをしてしまいました。

今回作ったのは比較的最近できたBusiness Cards、要するに普通の名刺サイズのカードなのですが、片面に鮮やかな写真などをプリントすることができ、もう片面には氏名や連絡先などをプリントすることができます。また、文字を印刷する面にもカラーでロゴなどを載せることができますし、地や字の色を好みの通りに選んだり、フォントもいくつか用意されている中から選ぶことができ、スタイリッシュに仕上げることができます。このほか、自分のオリジナルの写真を使用せずレディーメイドのパターンから選んだり、文字主体のカードを作ることもできるようです。

値段は50枚でUS$21.99からということで普通の名刺よりはやはり高価にはなりますが、写真だと思えば妥当なものでしょう。何よりオリジナリティがありますので、その分印象付けられると思えば安いものとも言えるかもしれません。カードは一般的な名刺の倍ほどの厚みがありしっかりしていますし、印刷の質も十分鮮やかで安っぽさは全くありません。私は妥当な価格だと思います。

注文の際はMiniCardの時と同様、シンプルで使いやすいインタフェースでデザインしていきます。それほど自由度はありませんが、それなりにカッコよくまとまったものになるので不満はありません。日本への発想はいくつかのプランから選択することができますが、よほど急ぐのでなければRoyal Mailを利用するStandardを選択すればよいでしょう。5から15営業日かかるということなので気長に待たなければいけないかと思いましたが、結局1週間ほどで届いたのは単に運が良かったからでしょうか。

ということで届いたカードですが、期待していた通りスタイリッシュで高品質なものができたので非常に満足しています。写真はハワイで撮ったものや姫路城を撮ったものなどを織り交ぜてみたので、相手に合わせて渡せばいいかなと思っています。ケチな私はなんとなく惜しくて誰にでも気軽に渡せなくなってしまうのが困ったものですが、それでは全く意味が無いので惜しまず配っていきたいと思います。そのためにはまず自分が殻を破って社交的になっていかなければいけないわけですが…