家電製品にはフィルターが付いているものがいろいろあります。掃除機や空気清浄機といった本来機能のためのものはもちろんですが、そうでないものでも吸気口や吸水口にホコリやゴミを取り除くためのフィルターが付けられていることが多いと思います。

最近、自宅の洗濯機についている風呂水ポンプの吸い込みが悪くなっていて、ポンプが動き出しても水を吸い込み始める前に給水ホースの先が浮いてきて空気を吸ってしまったり、どうも調子が悪いと思っていました。今使っている洗濯機はまだ購入して4年なのでまだ壊れるには早いし、最初は風呂水ポンプの性能に感心したはず、と考えていてふと「フィルターでは?」と気づきました。さっそく吸水側のキャップを外してフィルターをすすいで試してみると、スルスルとスムーズにとても静かに水を吸い込み始めました。

思い返してみると、ガスストーブのフィルター警告が消えないので困っていたら、いつも掃除していた送風用の吸気口とは別に燃焼用の吸気口にもフィルターがあったとか、エアコンがうるさいだけで全然効かないと言われて見てみたらスポンジだと思っていたものが全部ワタボコリで、掃除したら一気に解決したとか、フィルター原因のトラブル的なものは色々あります。こういったフィルターが家の中にいったいいくつあるのか想像もつきませんが、フィルターを使わない設計というのはできないものでしょうか。

最近のエアコンではフィルターの自動清掃機能も珍しいものではなくなっていると思いますが、あれも掃除したゴミは溜まっていくのでそれを捨てる作業は必要です。もっと根本的に、ホコリが溜まらないような表面処理なり構造なりでフィルター不要とできたらきっと画期的ですが、まあそれは夢の話なのでしょうね。