納豆多くの外国人が苦手なのは無理もないとは思いますが

最近はもうそんなことを言う人もいないのではないかと思いますが、私が初めて関西に来た15年ほど前には「関西のスーパーでは納豆が売られていない」などというまことしやかな噂があり、そんな文化の違うところに馴染めるだろうかとやや不安も感じたものです。しかし実際にはそんなことはなく、スーパーでも普通に冷蔵ケースに並んでいましたし、子供の頃から毎朝納豆を食べているという人も少なくありません。とは言っても「納豆は嫌い」という人の割合は確かに関東よりも高いような気はします…というようなことは以前あるある大事典の捏造により納豆が品薄になっていたときにも言っていましたが、進歩のない私だと思って大目にみてください。

ところで、我が家では相変わらずほぼ毎朝納豆が食卓に並んでいるわけですが、最近私がハマっているのがラー油です。納豆に添付されているタレとカラシを普通にかけた上で、ラー油をたっぷりかけてからよく混ぜて食べるのですが、そのラー油の辛さとごま油の香りがご飯に良く合うのです。ただ、刺激が強いので納豆の味そのものはあまり感じられなくなってしまい、邪道とも言われるかもしれませんが、食感は納豆そのものですし、栄養もそのまま摂取できるはずなので、たまにはちょっと変わった食べ方をしたいという人にはお手軽ですしいかがでしょうか。

しかしそんな納豆も昨今の食料価格の高騰と無縁ではいられず、主たる原材料である大豆価格の高騰に直撃されて値段が上がっていたり、内容量が減らされてしまったりしているようです。バイオ燃料用のトウモロコシへの転作が影響しているとも言われていますが、実際にはそれ以上に投機筋の影響の方が大きいのではないでしょうか。トウモロコシからアルコールを精製するために必要なエネルギーを考えると、本当にバイオ燃料が「エコ」なのか怪しい部分も多分にあると言われていますが、そんなことにはお構いなしなのが投機というものですね。

それにしてもガソリン価格の異常な上がり方もそうですが、必要以上に値上がりして得をしているのは一体誰なのかが気になってしまいます。日本ですらこんな状態ですから、貧困に喘ぐ国の人々は一体どんな暮らしになってしまっているのでしょうか。贅沢に慣れた日本人だからこそ逆に辛く感じるだけなのかもしれませんが…