その昔、伊東家の食卓というテレビ番組があって、その中で視聴者からの投稿でライフハックを教えてくれるコーナーがありました。たまたま妻の実家かどこかで見ていたときに「歯磨きのチューブを最後まで使う方法」を紹介していて、それが非常に簡単かつ効果的なものだったため、今でも実践しています。

伊東家の食卓 歯磨きチューブ」で検索すると山ほど出てくるのでご存じの方も多いのだと思いますが、その方法というのは実に簡単なことで、チューブの中身が減って潰れてきたときに空気を吸わせて膨らまし、その後端を持って数回強く振る、と言うだけのことです。これだけのことで遠心力で中身が口の方にまとまって、またたくさん使うことができるようになります。また出にくくなってきたら繰り返し、ついに空気だけしか出なくなったときには中が空になっています。

この簡単なことが結構ばかにならないもので、これを知るまで一生懸命絞り出してもうダメだ、と思っていた時点からさらに数ヶ月も長く使えるようになるので、歯磨きチューブ1本がたかだか数百円のものとはいえ、ちょっとした節約になっているはずです。私が1回に使う量が少ないというのもありますが、結果的にチューブ1本が1年くらい長持ちしているのではないでしょうか。

もちろんこれは歯磨きに限ったものではありませんが、私が日頃使っているもので言えばあとは練りわさびやカラシくらいのものでしょうか。でも食品の場合は空気をいれるというのにちょっと抵抗があり、雑菌が入ってしまうのではないかというのが懸念です。まあ歯磨きでも口に入れるという点では同じですが、腐敗しやすさはちょっと違いますよね。

そういうわけで、私の歯磨きがとうとう残り数日ではないかと思われる所まで来たので話題にしてみました。案外まだ1週間以上もってしまうのかもしれませんが、もう何ヶ月も前から次のチューブが待機しています。