今日はゴールデンウィークの初日ということで、日本各地の空港や新幹線の駅は刊行や帰省の旅行に出発する人で賑わっていたようですが、我が家の場合は今年2年生になった長男の小学校で授業参観が行われるということで、家族で様子を見に出掛けてきました。入学したてだった昨年は「上手くやっているだろうか」と心配しながら見に行ったわけですが、今では本人の口からも様子を聞くことができるようになったということもあって、今年はかなり余裕を持って臨むことができました。

しかし、我が子については特に心配することもなかったのですが、実は今年の担任が大学を出たばかりという22歳の新任の先生で、参観日に先立って行われた家庭訪問の際の妻の印象が「かなり頼りない感じだった」ということだったので、私たちにとってはそちらの方が心配の種だったのでした。まあ結果を言えばそれはどうやら杞憂であったらしく、聞いていたことから想像していた心細いような感じは全くなく、子供に対してはかなり堂々と余裕を持って接している様子だったので安心して任せることができそうでした。

それにしても、民間企業などであれば通常入社後数ヶ月から1年の間は研修期間として様々な教育が行われたり、試使用の期間として権利や責任が制限されたりするものですが、教員の場合にはいきなり経験のある他の教員と同様に授業を行ったり、担任のクラスを受け持ったりとぶっつけ本番のような体制になっていることに改めて驚いてしまいます。夏休みの間などには管轄の教育委員会ごとに研修が行われたりするのでしょうが、それまでには在学中の教育実習程度しかないのですよね?本人はいっぱいいっぱいだったりするのかもしれませんが、大学出たてでパッと見だけでもいきなり一人前の先生になれてしまうというのは、それはそれで驚きです。

我が子の学校の場合には1学年3クラスの構成になっていて、他の2クラスには経験のある先生方が割り当てられているので、この先生方が随時新人のサポートにまわってくれるのだと思いますが、そうは言っても最近は無茶な内容も多いという保護者からの要求などに振り回されてしまうことがないのか、それによって子供達の教育に何らかの影響があったりはしないのかという心配はなくなるものではありません。

小学校の給食費を「義務教育だから払う必要が無い」だなどと主張するという親もいるというのは、私にしてみればそういう人の存在自体がかなり衝撃的なことですが、世の中には本当に色々な人がいますからね…私が社会に出たての頃はそんなことは理解できていなかったような気がしますが、先生は大丈夫でしょうか?私たちは先生を応援しますから、頑張ってくださいね。