PowerMate Bluetooth他にも似たようなものが机の上に…

PCの周辺機器として、アルミのボディに回転するツマミの付いたGriffin PowerMateというものがあります。私が購入してこのブログで紹介したのはなんと10年も前のことで、そんなに昔からこうして拙い文章を書き散らしていることにも驚いてしまいますが、この製品は未だに売られています。この変化の激しい業界で驚くべきことですが、機能としては非常に単純なものであるだけに息の長い製品となっているのかもしれません。この10年の間に私のPowerMateはボリュームとしての機能には何ら問題ないものの、外観上の特徴である青色LEDが正常に点灯しなくなってしまい、非常に残念なことになっていました。

しかしここへ来て、この製品の後継機種なのか上位機種なのか、新しい製品が登場しました。それがPowerMate Bluetoothというもので、その名の通りPowerMateのUSB有線接続だった部分をBluetoothに置き換えたというのが10年間の進化ということになります。発表されたのは今年初めのことで、発売されたらメールで知らせるというので早速登録して待っていたところ、つい先日メールが届いたのでAmazonで注文してしまったのでした。実は独立記念日のセールで20%引きのディスカウントコードが配布されていたのですが、それは後から知ったので仕方ありません。

届いた製品を見てみると、アルミ削り出しのボディは変わらないものの円筒形のスッキリした形状になっており、単四電池を2本内蔵しているためか大きくなっており、二回りほど違う印象です。セットアップは本体に電池を入れて、PC側にドライバをインストールして起動した上で電源を入れると認識されます。その後は従来のPowerMateと同様に各アクションに機能を割り付けていけば使用できます。ただ、PCとは書きましたが、対応していることになっているのはMacのみで、しかもBluetooth 4.0に対応しているものでないといけないので、未対応の場合はBluetooth 4.0のアダプタなどを使用する必要があります。

基本的には接続が無線になっただけでこれまでとその他の機能の違いはないのですが、やはり置き場所の制約が圧倒的に小さくなったというのは大きなメリットです。机の決まった場所に置いておく必要はなく、使いたい時だけ近くに寄せるとか、寝転がって使うといったことも可能です。また、外に持ち出すことも簡単になったでしょう。これを何に使うかというのはアイデア次第ですが、その発想もより広げることができるのではないでしょうか。

ただ、従来品はボリュームつまみとして若干特徴のあるデザインであったため、SF映画などの小道具として登場することが度々あり、私はその度に変なところに食いついていました。それに対し、今回のものはかなりシンプルなものになってしまったため、あまりそういう機会はないかもしれません。また採用されたとしても私も気づかなかったり確証が持てなかったりするかもしれません。だからどうだというわけではありませんが、個性的でなくなったとはいえます。

また相変わらず惜しいのはもう少し重量感があればなあ、ということです。機能は異なりますが、その点においてSpaceNavigatorは非常に素晴らしいです。ただ、私はキーボードの周りにこんなものを並べて一体何をしようというのでしょうか…