台湾滞在中に非常に便利だったのが日本語でいうと悠遊カード、英語ではEasy Cardと呼ばれている交通系電子マネーのICカードです。日本のSUICAICOCAのようなものですが、それらと同じように電車やバスだけでなく、コンビニや飲食店でも利用できるようです。

台湾に到着して最初に台北市内までMRTで移動する場合には悠遊カードを使用すると料金が割引になるようなので、空港で最初に購入するという人も多いのではないでしょうか。このときカード自体がNT$100 (およそ500円)かかり、これがデポジットではなく返金されないというところがSUICAなどとは異なるところです。コンビニなどではカード自体も様々な意匠のものが購入できるということだったので私もそうしたかったのですが、ちょっと疲れていたこともあって早々に諦めて、MRTの改札脇のインフォメーションカウンターで購入しました。

改札での反応速度はやはりSUICAなどよりワンテンポ遅い感じがしますが、実用上は大きな問題ではありませんでした。ただ、それは改札がそれほど混雑していないから言えることで、新宿駅や渋谷駅のようなところではちょっと問題になるかもしれないという気はしました。ちょっと気になったのは、改札機でタッチするのはカードが象られている箇所なのですが、それが日本の改札機のように上を向いて寝ているのではなく、だいぶ起き上がった角度になっていてタッチしにくいということです。ただそれも単に慣れないだけかもしれません。

この悠遊カードはかなり普及しているようで、特に台北市内のバスではカード以外の方法で乗車している人は見かけないほどでした。なお、台湾のICカードはこの悠遊カードの他に一卡通(iPass)や愛金卡(icash)というものもあるようで、これらもだいたい同様に使えるようですが、悠遊カードが一番使える場所が多いようです。