購入したときに記事にしそびれていたのですが、私は自宅でスピーカーを使えない状況で音楽を聴いたり動画を観るときのヘッドフォンとして、ゼンハイザーHD 558という製品を使っています。購入したのは2015年なのでもう10年近く前になりますが、アメリカにいたときでちょうど$100ほどでした。当時は$1=¥120程度だったので、12000円ほどということになります。

この製品は開放型オーバーイヤーヘッドフォンのエントリーモデルといえるもので、HD 559というのが後継品となっているようです。開放型というのは外部への音漏れが大きかったり、外部の騒音や雑音が入ってきたりというデメリットがありますが、耳への圧迫感が小さいため疲れにくく、密閉型よりも自然な音質で聞きやすいように感じます。

そんな具合で気に入って使っていたのですが、経年劣化は如何ともしがたく、イヤーパッドの接着が剥がれてきてしまいました。イヤーパッドの劣化は以前使っていたオーディオテクニカのATH-PRO5でも経験して交換しているので、どうように交換できないかと調べてみると、Amazonで互換品が売られていたので購入してみました。

純正品もあるにはあるのですが、かなり高価で見合わないのでリスクを承知で互換品にしました。しかし結果的には感触も取り付けやすさも一切問題なく、オーディオテクニカの製品のときは取り付けるときに一苦労したのですが、このゼンハイザーの製品ではカチッとはめるだけであっけないくらいでした。

おかげでまた購入当時に戻ったかのようで非常に気持ちよく使えるようになりました。こうして補修部品が手に入る限りいつまでも使えてしまうように思えますが、そう入っても工業製品なのでいつかは壊れて音がおかしくなったり聞こえなくなったりしてしまうのでしょうね。もうすでに十分働いてくれているような気もしますが、果たしていつまで使い続けることができるのでしょうか。