Willcom長い間ありがとう…

今や大人なら一人1台は当たり前、持っていない人の方が珍しがられてしまい、用途に応じて複数台持っている人もいるという携帯電話ですが、実は私もつい先ほどまで2台持っていたのでした。といっても1台はWillcomW-Zero3[es]で、しかもデータ通信契約のみだったので音声は着信専用となっていて、これを電話と言っていいのかというのも微妙だったりするのですが、一応電話っぽい形をしていることですし、普通の人には電話にしか見えないことでしょう。しかしそんな贅沢も今日限りで終わりにしようということで、解約手続きを済ませてきました。

解約の手続きというのは実に簡単なもので、解約専用の用紙に氏名と連絡先を記入してサインをするとそのコピーを取っただけで終わってしまい、電話機の方は一切見せることもなく済んでしまいました。交換網の方の設定をちょっと変えれば済んでしまうということなのでしょうが、それならもっと簡単に他の料金コースを変更するのと同じようにウェブだけで済むようにはしてもらえないものかという気になってしまいます。解約手続きができる「ウィルコムプラザ・ウィルコムカウンター」というものが私の住む市内には1つしかなく、またこれが市の中心部からちょっと外れた変なところにあるので、わざわざ出向かなければならないというのは簡単にやめさせないためにわざと仕組んでいるのではないかとさえ感じられてしまいます。

まあそれはともかく、解約の用紙にも記入欄があった解約の理由というのは何なのかということですが、なぜ2つあった回線のうちauではなくWillcomの方なのかといえばやはり通話エリアの問題が大きいですね。都市部で生活している分にはWillcomでもほとんど不自由なく通話が可能だとは思いますが、週末に遊びに行ったときや帰省の途中などで連絡が取れなくなってしまうというのが少々困りものです。安いはずの通話料にしても相手が携帯電話ではかえって割高になってしまいますし、携帯電話がPDCだった頃までは圧倒的にクリアだった通話音質も3Gでは実用的には有意差がなくなってしまいました。

ではなぜこれまで6年にもわたって、auの携帯電話を持つようになってからも回線を維持してきたのかといえば、iBookと接続していつでもウェブやメールが使えるようにしたかったからなのでした。しかしこれも勤務先の機密保持云々の問題もあり、またiBookが古くなったということもあって持ち歩かなくなったので、ここ半年ほどは全く宝の持ち腐れのような状態で持て余していたのでした。このために毎月4000円以上もの料金を払っていくのは全くの無駄ですし、ADSLからeo光に切り替えたことでA&B割が適用されなくなるというのを機会に解約に踏み切ったというわけです。

ということで、eo光に変えてeo光電話に切り替えることでNTTの基本料金が不要になり、さらにWillcomも解約したということで月々の通信費が7000円以上削減されることが見込まれます。これは年間8万円以上にもなるわけで、なかなか無視できない額です。これまではこれが全くの無駄であったというわけではありませんが、今後はこの分をより有効に使うことができるでしょう。まあ、私の場合「これで何を買おうか…」などと考えてしまうのでやっぱり貯金が増えたりはしないのでしょうが…

ちなみにW-Zero3[es]は今後もPDAとしては使っていきます。PIMの出来は最悪に近いWindows Mobileには正直なところ後悔している部分もあったりはするのですが…