パンタジャッキ12月も半ばだというのにひと汗かいてしまいました…

先日早々と購入したものの、装着するのはまだ早すぎるということで自宅マンションのトランクルームにしまってあったスタッドレスタイヤですが、さすがにそろそろ装着しておかないと必要になってから交換するのは辛すぎる…ということで、今朝マンションの駐車場で作業を済ませてきました。実際には自宅付近は雪なんて年に一度降るか降らないかという地域なので特に生活に必要というわけでもなく、ゲレンデに子供を連れて行くという決意のために購入したようなものなのですが、せっかく購入してあるのに雪が降ったときには付いていなかったというのではちょっと間抜けです。

実は作業で一番面倒なのはトランクルームからのタイヤの出し入れで、交換作業自体はそれほど大変なものではないので重い腰を上げてしまえばすぐに終わるものです。まずはタイヤを出して台車に載せて、エレベーターに乗って駐車場まで運びます。その後ジャッキをトランク床下から出して所定のジャッキアップポイントに当ててシャフトをぐるぐる回せば車は持ち上がります。ちなみになぜか私は油圧式のフロアジャッキも持っているのですが、残念ながらそれは妻の実家の納屋にしまってあるので今回は使えません。

しかしここでいきなり車を持ち上げてしまってはいけなくて、タイヤが設置して回ってしまわない状態のうちにナットを緩めておかなければなりません。私も初めの頃は何度も失敗して、車を降ろしてから緩めてまた持ち上げるということを繰り返していたものですが、さすがに今回はそんな凡ミスはしないで済みました。まあ基本中の基本もいいところですからね。

前回のタイヤ交換ではオートバックスのインパクトレンチが使われていたのでちょっとキツめに締まっていて、ナットを外すのにちょっと力が要りましたが、レンチの端に思い切り力をかければ何とかなりました。その後車を持ち上げてタイヤを外し、新しいタイヤを持ってきてボルトに掛け、また適当にナットを締めていきます。ボルトをネジ穴に合わせながら締め混んでいかなければならない輸入車よりも、ボルトに引っかけてから落ち着いてナットを締めればいい日本車の方がずいぶん楽なのではないかと思いますが、輸入車の方式にはどういうこだわりがあるのでしょうか。

このあとはまたジャッキを降ろしてタイヤが設置したところで本締めをすればいいのですが、この時の締め付けトルクは100~120Nmとされているようです。そういわれてもどれくらい締めればいいのかなんて素人には全くわからず、これまではただ何となく、感覚的に「これくらいでいいだろう」という感じで締めていましたが、実は今回はトルクレンチという秘密兵器がなぜか登場します。まあ私が持っているのはそんな高価なものでもなくて、タイヤのような大物を締めるためのものではないので最大105NmまでしかないBetaの製品ですが、これでも必要十分でこれを使えば目盛りをあわせて締め込んでいくと設定したトルクで「カチッ」という音と手応えがあるのでかなり簡単確実にトルクが管理できて楽チンかつ安心です。

ということでジャッキを完全に降ろした後はこれを残り3本分繰り返すだけなので、最後にタイヤをしまうところまで入れても小一時間ほどで作業は済みました。始めてしまえば大した作業ではなく、何千円かの工賃を払うよりはアルバイトのつもりでやってしまった方がいいのではないかと思いますが、慣れない人には大変なことに思えるのでしょうね。今日も作業中に通りがかったおばあちゃんに「自分でやったの!?」と感心されてしまいましたが、最初にも書いた通り一番面倒なのはトランクルームからの出し入れなので、これはガソリンスタンドなどに頼むにしても自分でやらなければいけないことですからね。

これで作業は何事もなく終わりました…と言いたいところなのですが、外した夏タイヤに木ねじが刺さっているのを発見してしまい、これをどうしようかとちょっと憂鬱になっています。だいぶすり減ってきてはいるもののまだ交換には早いので修理するのがいいのでしょうが、これもまた頼むより自分でやった方が安上がりでも、大した額ではないはずなので安心を金で買うべきなのかと迷っているところです。だいぶ以前には自分で修理した経験もありますが、家族で乗る車となると…

ちなみにやっと乗ってみたMichelin X-ICE XI2の乗り心地ですが、さすがにこれまでのタイヤよりもサイズダウンしているのでハンドルは軽くなりグリップが減っていることは実感できるものの、評判通りスタッドレスらしからぬしっかりとした剛性感で安心して運転できそうです。転がり抵抗が減って空走距離も伸びているようなので、燃費も若干向上するかもしれませんが、それなら夏も細めのタイヤにしておけば?という話ですね。まあとにかくこれで雪に対する備えは万全です。