これもコストパフォーマンス抜群
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今年3月に自宅のテレビ用にAmazon Fire TV Stick 4Kを購入して、もっぱら妻がPrime Videoを観るために使っているのですが、その後購入したLG 4Kモニタでも4K解像度で楽に映画などを楽しむためにもう1つ欲しいと思っていました。しかし安価なものではあっても購入に踏み切れずにいたのですが、先日Fire TV Stick 4K Maxなるものが発売され、「従来よりも40%パワフル」と謳いながらも価格が変わらないということで、思わず買ってしまいました。

Amazonの製品ページやWikipediaに掲載されている技術仕様を横にらみしてみると、記載に違いがあるのは下記項目となっています。

Fire TV Stick 4K Fire TV Stick 4K Max
重量 53.6g 48.4g
CPU MT8695 4xA53@1.7GHz MT8696 4xA53@1.8GHz
GPU IMG GE8300 IMG GE9215
RAM 1.5GB DDR4 2GB DDR4
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac 802.11a/b/g/n/ac/ax
フォーマット HDR10+, AV1追加対応

おそらくプロセッサ(SoC)が更新され、プロセスルールが変わったことでCPUクロックが向上した一方、消費電力=発熱量の低下によってヒートシンク縮小など放熱構造が変更されて軽量化された、という辺りではないかと睨んでいます。CPUクロックは6%も向上していないのに性能が40%も向上したと謳っているので、型名も大きく変わっているGPUの方が効いているのかもしれません。また、RAM容量が増加している影響も小さくないでしょう。

しかしながら、実際に使ってみてその性能向上が実感できるか、というと40%も速くなっているのは正直なところわかりません。ただ、操作は実にサクサク快適で全くもたつきは感じられないので、それが40%ということなのかもしれませんが、旧4Kを最初に使ったときにも予想以上に反応が良くて驚いたので、それと比較して40%も速いのかというのがわからないということです。

また、表にはないところでリモコンが更新されていて、以前から最新のFire TV Stick (2K)に付属していたものと同じ、アプリボタンが4つ追加されたものになりました。アプリボタンはPrime Video、NetflixDAZNAmazon Musicのものなので、NetflixやDAZNと契約していない私にはそれほど役に立つものではありませんが、このボタンをつけることでサービス提供者からロイヤリティのようなものが得られてFire TVの価格が抑えられている、ということなら納得できます。

なお、価格は変わらず6980円ですが、現在は旧Fire TV Stick 4Kを3480円で購入できるクーポンコードが発行されており、事実上の在庫処分となっているようです。私が旧4Kを購入したときにはタイムセールで1500円引きで購入したので、それよりも安く買えるということならあえてそちらを選ぶのも手かもしれません。それでも普段からPrime Videoを観ている人なら、きっと損したと思うことはないでしょう。

ちなみに私の背中を押してくれたもう一つは、dアニメのアプリもあるということがわかったためでした。これを使えばFire TV Stickでも楽にdアニメを観ることができるのですが、ウェブサイトと比べると機能が少なく、特に「続きから見る」ができないのが難点なので、今後の機能追加に期待したいと思っています。まあ、つい最近ようやくFull HDでの提供を開始して、一部作品が対応するようになったところなので、今のところはあまり大画面で見るメリットはないかもしれません。