東京近郊で育って就職するまで関西に足を踏み入れたのは修学旅行の乗り換えのときだけ、という私には関西の食文化は想像の世界でしかなかったわけですが、関西人なら誰もが知っていても他地域の人には知られていないものの一つが551HORAI豚まんです。関西では昔からやっているテレビCMのお陰で馴染みがあるだけでなく、60店舗ほども展開されているにも関わらず、近畿圏以外にはまったく出店していないこともあり、大阪土産の定番となっています。

それは知識としては知っていても、本当に理解したのは7年ほど前のことで、友人宅でポットラックパーティをした際に出先からの参加だったために途中で買って持参したところ、友人らが本当に嬉しそうな顔をしていたときでした。そこまで喜ばれるとは思っていなかったのでびっくりしましたが、他のものではきっとそんなことにはならないでしょう。

この豚まんは先日大阪へ遊びに行ったときにもお土産に買ってきましたし、今回次男が大阪から帰省してくるときにもリクエストして買ってきてもらいました。なお、大阪駅構内にも何か所か551HORAIの売り場はあるのですが、チルド品を売っているのは中央コンコースのJR大阪駅中央口店のみで、その他の店舗では温かく蒸されたものになって賞味期限が違ってくるので注意が必要です。

551HORAIの豚まんは1個210円という価格なのでコンビニの肉まんとほとんど変わらないのですが、餡がしっかりしているだけでなく、甘みのある皮の美味しさ・食べ応えが違うと思います。自宅で電子レンジで再加熱してもそう感じるのですから、店内や店頭でできたてのものを食べたらもっと美味しいでしょう。

そういえば551HORAIのウェブサイトではカッコ付きで「肉まん」ありますが、あくまで「豚まん」です。関西では肉といえば牛肉のことで、豚肉のことは決して「肉」とは呼ばないというのも私にはカルチャーショックでした。まあ「決して」というのは少々言いすぎですが、「今日は肉を食べに行こう」と言って豚肉だったらきっと怒られると思います。

ということで年末とはほとんど関係ない話でしたが、2023年終盤まで放置気味だったこのブログですが、新年はしっかり続けていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。